読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

チオの日記

1人で静かに暮らしています。

僕がコミュニケーションをする上で気をつけたいと思っていること

人生

shinoegg.hatenablog.com

 

他者とのコミュニケーションにおける「前提条件のすり合わせ」は、僕も非常に重要なことだと考えている。 相手が定型か発達障害かは関係なく常に重要なことだとも思う。

 

上司「これ、どうやったの?」

僕「Aという手段を用いました。まず……」

上司「んなことは分かってるんだよ!(怒) (Aをしたときの)条件を聞いてんだろ!?」

 

それなら最初から「Aの条件は?」って聞いてよ……。漠然とした質問をしてきたから丁寧に答えていこうとしたのに、僕の言葉を遮って怒り出すっておかしい……。おかしくない?

こういう感じのことがあると、とてもツラい。その人と会話するのが嫌になってしまうし、気持ちも落ち込んで能力がダウンしてしまう。なので、僕は他者に対してそういった態度は絶対に取らないように留意している。

 

僕が入社3年目のとき、僕と同じチーム*1に新人が入ってきた。彼も上司から理不尽に詰められており、しかもその程度は僕よりも酷いものだった。 僕は彼の助けになりたかった。

 

僕と彼とは同じチームであるとはいえ仕事内容はちょっと異なっていて、正直僕がそんなに詳しくない分野だった。しかし、僕は積極的に(でもウザくならない程度に)彼に「今日は何の作業してるの?」などと声を掛けて、作業のやり方がイマイチわからなそうだったらアドバイスした。彼と一緒にデータと睨めっこしながら頭を悩ませ考察を練り上げた(でも、最終的にはちゃんと彼自身の言葉で結論を出させるようにした)こともたくさんあった。

アドバイスする際には、なるべく抽象的にならないように、WhyやHowなどの前提条件を明確にして伝えるようにした。しかし、前提条件を明確にするよう気をつけて喋っても、うっかり抜け落ちてしまったり、うまく伝わっていなかったりということは往々にしてあるのだ。あと、ついつい表現が抽象的になってしまうこともある。

例えば、20本の容器に液体を注ぎ込む作業を説明したとき、

「この液体をだいたいこのラインのところまで入れてね」と僕は説明した。

しかし数十分後、様子を見に行くと彼が20本の容器に注いだ液体の量はまるでバラバラだった。液面の高さが目標ラインから平気で1~2cmズレていた。

(えっ、「だいたいこのラインのところまで」って言うたやんwww)

と思ったがそこで僕は気づいた。僕にとっての「だいたいこのラインまで」はラインからせいぜい数mmズレる精度のことを指していたのだが、彼にとっての「だいたいこのラインまで」は1~2cmズレる精度のものだったのだ。僕と彼とでは「だいたい」の定義が異なっていた。

 

前提条件を共有し、なるべく具体的に伝えるのを意識することは重要だ。しかし、そういった意識を持っていてもどうしてもうまくいかないときもある。その時は絶対に相手を否定したりバカにしたりせず、より正確に伝え直す。「分からないところがあったら気軽に聞いてね」などと添えておくと更に良いと思う。

 

新人だった彼が3年目になろうとしている時、彼は別の部署に異動することになった。お洒落なワインバルにて部署全体での彼の送別会が執り行われている最中、彼は僕の傍に来て、

「チオさんが居なかったらここまでやってこれなかったです」

と言った。これは本当に嬉しかった。彼のその言葉はお世辞も含んでいたかもしれないけれど、僕が少しでも助けになれたのならばこれほど嬉しいことはない。

 

会社での後輩との関係を例に出したが、これは相手が先輩であろうと、会社以外の人であろうと根底に持つべき意識は同じだと思う。

・前提条件の共有

・なるべく具体的に伝える(用語の定義のすり合わせ)

・否定したりバカにしたりしない(質問しやすい環境づくり)

 

このようなスタンスで人と接していれば、きっといいことがあると僕は信じたい。殴り合いではなく温かく支え合うコミュニケーションを僕はしたい。

 

*1:「部」より小さい構成単位。「課」のようなもの